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続・河合龍之介■I´m a映画人　河合龍之介presents　ふぞろいな秘密　を100倍楽しむ方法!!

女優生活25周年を迎えた石原真理子が発表した自叙伝『ふぞろいな秘密』（双葉社刊）は、マスコミの話題を独占し2006年12月の発売からわずか3ヶ月で50万部に迫る爆発的なセールスを記録。なぜこの本がこれほどまでに反響を呼んだのか。それは、彼女が決して平坦ではなかった半生を潔く告白した上で、なおも勇気と信念を持って前進しようとしたから。そんな姿が女性を中心に支持されたからであろう。映画では、著者がその生涯においてもっとも激しい恋愛だったと振り返る、あるひとりの男性との出会いから別れまでが、飾らないタッチで描かれている。家庭環境の問題から、自分でも気づかぬうちに愛を求め、運命によって導かれた男性と出会う。幸せに満ちた日々から一転、恋人から受けるDV（ドメスティックバイオレンス）……そしてやがて訪れる痛切な別れ。ひたむきに愛を信じ、悩み、傷ついた石原真理子自身がメガホンを取って描く、究極の純愛がここにある。一度でも身を焦がすような恋愛を体験した人なら、きっと何処かに共鳴する部分を見つけられるに違いない。人は誰しもふぞろいな存在であるからこそ、互いを求め合い、傷つけ合うのかも知れない——と。

石原マリコ（後藤理沙、堀澤かずみ）は中学生の頃両親の離婚を経験し、父（小西博之）と姉と3人で新生活を始める。高校生になったマリコは芸能界にスカウトされ女優デビューを果たし、出演したCM・ドラマが大ヒットし一躍時の人となった。そんな折、同じ事務所に所属するバンド・セーフティゾーンのメンバー山置洋二（河合龍之介）と出会い、運命的な恋に堕ちる。幸福な時間を過ごす2人。山置はマリコをイメージして曲を書き、ヒットチャート1位を連発する。人気絶頂で多忙な同士だったが、交際は順調に続いていくかのように思えた。しかし山置には妻がいた。2人は不倫カップルとしてマスコミに追われるようになる。事務所の方針で、1人きりの記者会見を開くマリコ。「小学生のように無防備な恋をしています」と発言し、世間の注目を浴びる。やがて、マスコミに追われるストレスとヒット曲を生み続けなければならないプレッシャーが、山置をマリコへの暴力に走らせた。子供の頃、父親の暴力に嫌悪感を抱いていた心は揺れ動くが、それでも山置への純愛を貫こうとするマリコ。だが、暴力はエスカレートする一方……。果たして2人の関係の行く末はいかに？

	監督・脚本・出演：石原真理子原作：石原真理子（50万部に届くベストセラー自叙伝「ふぞろいな秘密」双葉社刊）出演：後藤理沙、堀澤かずみ、河合龍之介、花井美代子、大島直也、安達有里、小西博之他配給：シネマ＆ポップコーン


	河合龍之介：この作品を過剰な作品と捉えずに、どこにでもある、ひとつの恋物語として見てもらえたらおもしろいんじゃないかな！　激しいDVではなくても、精神的なことであったり、好きな人を何かしら傷つけてしまうこともあると思う。それってなかなか自分では気がつかないけど、日常的にはたくさんあることだと思うんです。石原監督を通し、ひとりの女性の人生を垣間見て、そんな風に思えました。いろいろな先入観はあると思うけど、いい作品になったのは確かなので、純粋に見に来てくれたら嬉しいです。

尊敬できる先輩や家族——
「映画人・河合龍之介」はこうして作られた!!

——とても24歳とは思えない大人の河合さんですが、憧れている人や尊敬している人は誰ですか？
河合龍之介：西島秀俊さんですね。西島さんも映画が好きで、映画の土壌で育っていかれた方なので、僕もそういう姿勢に憧れています。去年、NHKの「純情キラリ」で、西島さんとワンシーンだけご一緒できたのですが、その時に「リハーサル見て行けば？」って言って下さって、たった1日でしたけど、すごく吸収できるものが多く、勉強させてもらいました。今まで大御所の役者さんと、ドップリ芝居をしたことがないので、これからはいろいろな方と共演し学ばせて頂きたいです。でも僕、自分が役を与えられてなくても、現場に行きたいんですよ(笑)。
——お父様のことも尊敬されているとか？　映画の公開が「父の日」に近いことですし、最高のプレゼントができたのでは？
河合龍之介：親父は偉大ですね。親父の背中が一番かっこいいと思って生きてるんです。「父の日」かぁ……恥ずかしくて物とかはあげられないんですよ(笑)。だから、見に来てくれると嬉しいです。まぁ無理にとは言わないですけどね(笑)。僕の仕事を、実はまだ1回しか見に来たことないんですよ……。でも僕はそれでいいと思っていて、親父が本当に僕のことを認めてくれた時に、来てくれればと。その分、母親がミーハーなんですよ(笑)。
——最後にメッセージをお願いします。
河合龍之介：とにかく映画が大好きで、今、念願の映画コラムを書かせてもらってるんですけど、役者としてはもちろん、もっと映画界に貢献していきたいと思ってます。本当に素晴らしい作品がたくさんあるので、みんなに知ってもらって、もっと映画を好きになってもらえるような活動をしていきたいです。いち「映画人」として、頑張って伝えていきますので応援よろしくお願い致します。

1983年5月23日生まれ／東京都出身／早稲田大学卒バスケットボールに情熱を傾けていたスポーツマンで、大学卒業後、ミュージカル「テニスの王子様」で本格的に芸能活動を開始。憂いのある瞳とナイ−ブな感性は、舞台、テレビ、映画と幅広い分野で才能を開花し始める。現在、テレビ東京系ドラマ「美味學院」にレギュラー出演中。映画「いつかの君へ」が今夏公開。また、FM TOKYO携帯サイト「MUSIC VILLAGE」で映画コラムを担当し、マルチな才能を発揮している。
【プライベートQ&A】
Q：休日の過ごし方は？
A：一人でいることが多いですね。映画館で邦画の2本立てを見たりしてます。僕その時々で、劇場に居る人が変わるので、その人たちのリアクションも含めて作品を楽しみます。
Q：人生で、一番大切なものは？
A：矛盾してますが「友達」や「家族」。気の合う仲間と過ごす時間は、何事にも変えられない幸せがあります。

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