生理日予測無料・基礎体温表(グラフ)無料 ユーサイドウーマン-UsideWoman > ラブ&フォーチュン >  女流AV監督 長崎みなみが教える Love Style > 長崎みなみの軌跡 女流AV監督の流儀

Special InterviewⅠ AV監督ってどんな仕事?長崎みなみの軌跡 女流AV監督の流儀 何気なく足を踏み入れたアダルトの世界。そこで見つけた自分自身を表現する方法とは——。監督業18年を迎えたベテラン長崎みなみ監督の軌跡に迫る。
AVの存在さえ知らなかった長崎監督。ひょんなことからAVの世界へ
  『暴行現場スペシャル』という過激な作品でAV監督としてデビューした長崎みなみ。そんな彼女がこの世界に足を踏み入れたのは偶然からだった。 「ヘア−&メイクとして事務所に所属していた駆け出しの頃は安月給で、生活の足しにしようと知り合いにアルバイトを紹介してもらったのが、たまたまAVの撮影現場(笑)。その頃の私はAVの存在さえ知らなかったので、初めての撮影現場は衝撃的でした。でも、落ち着いて現場を見渡した時、役者をはじめとしたスタッフの皆さんの真摯な姿勢に胸を打たれ、新たな世界を発見したようにも思えました。そして、その後もヘア−&メイクとしてお声掛けいただき、監督と一緒にモニターを覗いているうちに、『映像を通して自分の想いを表現したい』と次第に強く思うようになっていきました」
  幼少の頃、漫画家を目指していたという長崎監督の“表現する喜び”が、再び胸の内で燃え始めた瞬間である。物語を考えることが好きだという長崎監督は、AV業界では軽視されがちなストーリーにこだわる。その後発表した『義母さんもうガマンできない』シリーズや、『年下の男の子 義母のぬくもり』シリーズ、『男と女のワイドショー ある愛の形』では、洗練された映像と濃厚な性描写を表現。やがて、業界から一目置かれる存在になる。  
AV監督としての人生を変えた、男優・南佳也との出会い
  AVだけではなく、格闘技やミュージシャンのコンサートプロモーションビデオ、ショートドラマなどの監督として活躍していた長崎監督は、TOKIOのコンサート用プロモーションビデオの撮影で長瀬智也を担当する。 「実を言うと、当時はジャニーズに全く興味がありませんでした。もちろん、仕事を受ける以上は失礼のないよう、CDを聴いて必至に覚えました。実際に会った長瀬君自身の人柄はとても素晴らしく、人に接する誠実な態度にもすごく好感が持てました。これを境に長瀬君の出演しているドラマなどをチェックし始め、なかでもとりわけ目を引いたのが、『白線流し』というドラマでした。彼の演技はもちろん、物語の切なさと美しい映像に衝撃を受けました」  
一方、その頃AV業界でブームとなっていたのが義母をキーパーソンにしたストーリー仕立て。これを受け、義理の息子役を演じる若い男優を探していた長崎監督の前に現れたのが、TOKIOの長瀬智也を彷彿とさせる南佳也だった。 「神様からの贈り物だと思いましたね(笑)。 やはりビジュアルは大切だから、南佳也を見た瞬間、『これで本格的な映像が撮れる』『多くの皆さんに感動してもらえるような作品を撮りたい』と心の底から思いました。そして、その後は、南佳也を撮ることを通じて、監督業の楽しさを覚え、私自身の作品を彼抜きで語ることは出来ないというほどにハマっていきましたね(笑)」  
表現する喜びと女性監督としての苦悩
今年で監督歴18年。作品数は500本以上というベテランとなった長崎監督だが、自身でもこれほど長くAV監督を続けてきたことに驚いている。 「決して命をかけて監督業をやっているわけではないのですが(笑)。 自然に入ってきた仕事を精一杯こなしていると言う感じです」
しかし、長らくAV監督をしていると、心ない噂や誤解を受けることもあったという。 「作品の影響から、レズだとか、プライベートでも若い男に夢中になっていると思われたりしているようです。特に、イケメンが好きなわけでもないし、年下好きでもない。もちろんレイプ願望はする方もされる方もありません(笑)。ただ純粋により良い映像作品を創りたいと思いながら取り組んでいるだけなんですよね。また、現場で怒鳴ったりすると、ヒステリックな女と思われがちなので、現場では極力怒鳴ったりしないようにしています。おかげで忍耐強くなったけど……決して監督としていい思いはしてないかも。でも、作品は満足のいくものを作ってこられたと思います」
 
長崎監督の新たなるステージ 『ラヴシネマ』という新しいジャンルの確立
  人間同志の愛を描くことで、男性はもちろん、女性、さらに同性愛者をも魅了している長崎監督。しかし、本人はいたって、自分の作品がたまたまあらゆる人たちに好まれただけと語る。 「ストーリー抜きのセックスは描きたくない。物語あってのセックスシーンだと考えているから。例えば、登場人物を設定して、愛のある美しいセックスを描くために物語の中では愛のないセックスを描いてあげる。愛のないセックスというのは、レイプだったりスポーツセックスだったりね。でも、それは愛し合う2人のセックスがどんなに素晴らしいものかをより際立たせるため。セックスというものは2人でするものでしょ。私がこだわっているのは、男女の心情から絡みまでをきちんと見せるということ。
  女性はもちろん美しいと思うし、男性だって胸や腕、お尻などを素敵だと思ったら、そこを見せてあげたい。でも、今の時代、どんなに女性が開放的になったといってもAVという名がつく限り、より多くの人々には見てもらえないと思っています。だから、セックスをピュアな愛情表現のひとつとして描いていくのであれば『ラヴシネマ』という新しいジャンルを創るしかないと思い、商標登録も取りました」
フェチものが圧倒的に多いAV業界で、純粋なドラマ作品を撮り続ける長崎監督。そこには、人間の愛と性がドラマチックに、そして美しく激しく描かれている。そんな長崎作品は、まさに『ラヴシネマ』という名にぴったりのものばかりだ。今後はAVではなく、『ラヴシネマ』という新たなジャンルで、男女を問わず、多くの人々を魅了していくことだろう。「『ラヴシネマ』という名にふさわしい作品で、皆さんの心と体を刺激したいと思います
(笑)」長崎みなみ監督の挑戦はまだ始まったばかりなのかもしれない。