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Story

2014年度カンヌ国際映画祭オープニング作品
グレース・ケリー。彼女こそが、この国の最後の切り札。

26歳の若さで引退を発表したオスカー女優グレース・ケリーとモナコのプリンスの結婚は、20世紀のおとぎ話として現在も語り継がれている。だが、そこには知られざる歴史の1ページがあった。世紀の結婚から6年が経った1962年。グレースはいまだ王室のしきたりに馴染めずにいた。そんな彼女がヒッチコックからのハリウッド復帰の誘いに心を動かされたとき、モナコは最大の危機に直面する。フランスが過酷な課税を強要し、従わなければ「モナコをフランス領にする」という声明を出したのだ。愛する家族を守るため、そして宮殿生活で見失っていた自分を取り戻すため覚悟を決めたグレースは、激しい国際政治の駆け引きの中、自らモナコを救う“脚本”を書き上げる。外交儀礼からフランス語、話し方や微笑み方まで、厳しい特訓を受けて完璧な公妃の“役作り”を完了し、仏大統領を含む世界各国の指導者を招いたパーティという“舞台”を用意。果たして“監督”グレースがクライマックスに用意した、運命を握るスピーチとは？

カルティエやディオールが協力
華麗なるファッションにも注目！

現代のおとぎ話として今も語り継がれる、グレース・ケリーとモナコ大公レーニエ3世のロイヤルウェディング。しかし本作が描くのは、甘い夢物語ではない。傷付き自信を失った1人の女性が再び歩きだすまでの姿に私たちは勇気をもらい、愛を選んだ彼女の覚悟の深さと美しさに胸を衝かれずにはいられない！　主演のニコール・キッドマンは、ルックスはもちろん、グレース独特の身の振る舞いや訛り、話し方を見事にコピー。さらにこの映画で重要な役割を果たす衣装はクリスチャン・ディオールが再現、婚約指輪やティアラなどのジュエリーはカルティエが忠実に複製。壮麗でエレガントな作品に。

映画『グレース・オブ・モナコ　公妃の切り札』10月18日（土）より、TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー

監督	オリヴィエ・ダアン『エディット・ピアフ～愛の讃歌～』
出演	ニコール・キッドマン『めぐりあう時間たち』『ムーラン・ルージュ』／ティム・ロス『海の上のピアニスト』『パルプ・フィクション』
配給	ギャガ

(C) 2014 STONE ANGELS SAS
公式サイト：http://grace-of-monaco.gaga.ne.jp/