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3年の刑期を終えた娘・ジョンウン（スエ）は、父・チュソク（チュ・ヒョン）と幼い弟・ジョンファン（パク・チビン）が暮らす家に戻って来た。「姉は留学している」と聞かされていたジョンファンは、ジョンウンの帰りを喜んで迎える。しかし、父が投げかけた最初の言葉は「なぜ帰ってきた？　いつ出て行くんだ？」だった。ジョンウンは、父が暖かく迎えてくれないのは判っていた。あくまで厳しく接することしかできない父と、厳格な父を疎ましく思う娘。だが父が白血病に侵されていることを知ったジョンウンは…。
父と娘の絆という普遍のテーマで、かけがえのない『最期の10日間』を描いた感動作。

1995年1月17日未明、神戸市を震度6の激しい揺れが襲った。寝室で寝ていた忠夫（赤井英和）は、妻・千賀代（田中好子）と2人の娘を非難させ、自分は災害救助にあたる。やがて火の手があがり、生き埋めになった人々を次々に呑み込んでいった。火は燃え続け、忠夫の家も全焼。そんなある日、車のトランクを開けると、無傷のままのゴルフバッグが横たわっていた。忠夫は衝撃に突き動かされたかのように、ゴルフのプロテストに挑戦することを決意するが……。
現役プロゴルファー古市忠夫氏を主人公としたノンフィクション。夫婦愛を物語の軸とした、娯楽感動作品。

1986年、ブルックリン、パークスロープ。16歳の兄・ウォルト（ジェス・アイゼンバーグ）と、12歳の弟・フランク（オーウェン・クライン）の兄弟はその夜、人生最大の転機を迎えていた。かつて有名作家だったが長年スランプに陥っている父・バーナード（ジェフ・ダニエルズ）と、華々しい作家デビューを控える母・ジョーン（ローラ・リニー）が、突然の離婚宣告。傷ついていないフリをしていた兄弟だが、2人揃ってとんでもない事件を起こしてしまう……。
映画＆文学＆ロックへのオマージュ満載で“不完全家族”の日常を描いたトラジ・コミック。

三十石の下級武士、三村新之丞（木村拓哉）は、最愛の妻・加世（檀れい）と、父の代から仕える中間の徳平（笹野高史）と、つましくも笑いの絶えない日々を送っていた。新之丞は「早めに隠居して、子供がたに剣を教えたい」と夢を語るほどの剣術の秀才だが、不本意ながらも藩主の毒見役を務めている。そんなある日、お役目中に貝の毒にあたり意識不明に。なんとか一命を取り留め、目を開けると……。新之丞に襲い掛かる陰謀、妻への疑惑……。新之丞の怒りは燃え上がり、「一分」をかけた無謀な復讐を心に誓う。山田洋次、時代劇三部作の最後を飾る、最高傑作！